学校臨床心理士委員会

学校臨床心理士委員会

学校臨床心理士委員会は、主にスクールカウンセラー、教師等、学校臨床に関心のある臨床心理士によって構成されています。今やスクールカウンセラーは全公立中学校に配置され、小学校や高校にも拡充されつつあります。また生徒指導や学級経営にも臨床心理学的発想や技法が導入されることも増えています。
学校臨床は単に学校教育の補完的役割をするだけではなく、スクールカウンセラーを中心に、子どもの育ちや家族の支援においても、いまや中核的な役割を果たしています。そのため、いわゆるカウンセリングのための心理学だけでなく、発達的視点と家族や地域、学校との関係性を視野に入れたシステム的視点などの広範囲の知識と技量が必要です。そのため当委員会では、学校臨床にかかわる臨床心理士が、互いに資質の向上、情報交換等ができることを目的として、月に1回の事例検討会、年2回の研修会を開催しています。
また、事故、自殺、災害等、校内や地域で重大事態が発生した時の緊急時の子どもや教職員等への心のケアに対応するため、県教育委員会と連携して緊急支援に協力しています。